当サイトの馬券手法は、実際のレース映像から競争馬1頭1頭の走りを確認し、今後の資料として明るみに出す事です。
1) 騎乗の動作
前が壁で抜け出せない、又は前が狭くて割り込めない場合でも、何の不利も受けていないように騎乗は馬を追っているアクションを起こす場合があります。つまり一目でわかってしまうような騎手が立ち上がるシーンを見つけるのではなく、騎乗のゴマカシを見つけ出す事がとても重要なのです。
2)スムーズ差
動きたい時に動けない、脚は十分にあるが前が開かない、そんな脚を余すシーンは一日に何度も目にします。もしスムーズな競馬が出来ていればどれだけ前との差を詰められたのかを見極めます。
3)走行進路
いわゆる内々の経済コースを走った馬と、外を走った馬では実際に走った距離は大きく異り、距離損なく内々を走った馬の方がスタミナの消耗が少なくて済みます。つまり外々を走りながら上位争いをした馬は、メンバーに大きく恵まれたか、相当な実力を秘めた馬であり次走も注目の存在となるでしょう。
※上記は一般的な見方のほんの一例です。
レース映像を上手に見るコツは、馬をどれだけ真っ直ぐに走らせるかが騎手の技量とも言われているように、横から見るのではなく馬の正面、つまり縦目線からレースを見る事です。
また、競馬新聞には「前走は○○で不利を受けた」といったコメントを目にする機会がありますが、同じ不利でも大きな不利から小さな不利までと様々な事を忘れないで下さい。
レース映像を見る事は、体力的にも時間的にも決して楽な作業ではありませんが、勝利につながる重要な手掛かりが必ず見つかります。
当サイトでは、私が実際に購入をしている「推奨馬」を、開催中すべての競争から1日に基本3R、最大でも3R以内として有料サービスに登録いただいた皆様にEメールで配信しておりますが、これら「推奨馬」とは私が「馬券購入を行いたい1頭」であって、必ずしも「自信の1頭」にはなりません。
つまり投資競馬のように必ずしも上位を争うであろう圧倒的1番人気を中心に狙っていては、配当に大きな期待が出来ませんし、不的中となれば損失額の回収が容易ではないのです。
私のプロセスとしまして、的中率は60%以上もあれば良いと思っていますから、配当面に魅力があれば多少の不安要素があった場合でも「推奨馬」の1頭として狙います。
まずは現実的に捉えて「的中率は60%以上もあれば良い」、そう心に決める事で弱気な攻めを撤回し、狙いたい馬を積極的に狙えるようになるのです。
有料サービスで伝達中の「推奨馬」をどのように利用するかは会員様の判断にお任せしておりますが、私は普段「複勝」で馬券を購入をしておりますので、どの賭け式が良いかと聞かれた場合には「複勝」と答えます。
私が「複勝」を選んだ理由は、「複勝」ならば入線順位も関係なく3着以内に入線する馬を選べば馬券は的中となります。もちろん他の賭け式にありがちな、「本命馬は1着と期待に応えたが、2着入線馬との組み合わせが無くて不的中」、そんな悔しい思いをする事も無くなります。
つまり答えは簡単、
"最も当てやすい賭け式" だからです。
以下、サイト設立となった翌年2011年1月5日~の「推奨馬」入線状況をご覧下さい。
1着率 |
2着以内率 |
3着以内率 |
着外率 |
32%
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65%
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76%
|
23%
|
推測どおり、圧倒的1番人気の馬を「推奨馬」にする事は避けている事もあって、驚くほどの的中率は残せておりませんが、回収率は期待通りに100%を大幅に超える事が出来たのです。
私は現状に満足しておりますが、これは均等買いからの回収率ですから、投資額に強弱を付けるなど馬券の購入方法にアレンジを加えれば、より上の回収率を狙う事が出来るかもしれません。
また、長期連敗にも耐えられる資金力のある方は、同年に回収率190%を記録した「単勝」もお勧めですが、「複勝」と同じような安定感はございませんので、ご自身に向いているかどうかを十分に検証してからの取り入れとして下さい。
今から20年以上も昔、当時の私は20代、流石に完全とまでは思い出せませんが、私が購入をしていた馬券の本命馬の走りを釘づけになって見ていた事がレース映像に興味を抱いたきっかけとなりました。
場所は東京競馬場で時刻は14時前後だったと思います。
ゲートが開くと私の本命馬は中団を手応え良く追走していました。
「この手応えなら直線で間違いなく抜け出せる!」、期待十分にレースを見ていました。
が、直線に向いたところで私の本命馬のまわりに馬群が密集してしまい動くに動けません、何とか抜け出して欲しいと願いを込めて見ていましたが、最後まで周囲が閉ざされたままゴールとなり馬群に沈んだのです。
その後、ターフビジョンに流れるリプレイ映像を見ていたら不思議な光景に気付きました。
明らかに周囲が壁となって動くに動けなかったはずの私の本命馬の騎手が、まるで何の不利も被っていなかったのように馬を追っているアクションをしていたのです。
つまり普段通りに映像でレースを見ていた場合は「手応えほどの脚が使えない馬」「詰めが課題の馬」等と今回の結果を諦めていたかもしれませんが、やや斜め角度から自身の眼で直線での追い比べを見ていた私には抜け出せる進路がどこにも無かった事実を目の当たりにしたのです。
※レース映像は横から見るのではなく馬の正面、縦目線から見る事に気付いたのもこの頃です。
もしも前が開いていれば突き抜けていたとまでは言いませんが、あの手応えがあれば勝ち負けは確実に出来ていたのではないかと思いました。
モヤモヤとした心境のままそれから数週間が経ちました。
すると前回本命としたその馬の名前が馬柱欄にあったのです。
まずは競馬新聞トラックマンが打った印を見ると、前回は馬群に沈んだ事もあってかほぼ無印、やったぁ!と思いました。
「スムーズな競馬が出来ていれば勝ち負けをしていた!」との記憶が鮮明に蘇り、前回に続けて迷わず本命馬に選び馬券を購入しました。
レースでは前走同様に道中は中団で脚を溜め4角でも手応えは十分、直線に向くと進路を内から外に切り替えて、前走では見られなかった鋭い脚を使って見事に1着でゴールとなり万馬券が的中したのです。
※当時は「複勝」ではなく「馬連」で馬券を買っていました。
やはり私が思っていた通り「手応えほどの脚が使えない馬」「詰めが課題の馬」だったのではなく、前走は最後まで周囲が壁となった事でまともに追えず脚を余していたんだなと確信をしました。
きっとその馬に跨っていた騎手は、関係者、競馬ファンに自分のミスで負けたと思われないように、周囲が壁にも関わらず馬を追っているアクションを見せていたのだろうと。
この出来事が、レース映像にのめり込んだきっかけになりました。
その成果はすぐに現れましたが、当時は「馬連」を愛用していた事もあって1日の勝率は5~6割ほどでした。
それでも高配当を狙い撃ち出来るスキルが身に付いた事もあって月に10万円以上の利益は安定して計上出来るようになりました。
もうそれからはレース映像を見るのが楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。
今では賭け式を「馬連」から「複勝」に切り替えた事で1日の勝率は7割以上にもなり、より安定した馬券生活を送れるようになりました。
レース映像に出会っていなければ、未だに勝ち負けを繰り返す一般の競馬ファンの一人であったと思います。
私にとって最強の馬券手法はレース映像、今後もその気持ちが揺るぐ事はありません。
今もレース映像の中には勝利へと繋がる無数のヒントが隠されています。